とまのす

ちいさくゆっくり、民俗さんぽ

「すずめの戸締まり」を見てきた③要石とダイジンのこと

考え続けていると他のことが手に付かないので、ひとまず考えをまとめて日常に戻ろうシリーズ。一応、今回で一区切りします。今回は、要石(かなめいし)と「ダイジン」のことを考えていきます。 鹿島神宮の要石 今回は、さすがにストーリーの内容に触れずに書…

「すずめの戸締まり」を見てきた②「閉じ師」と祝詞のこと

映画「すずめの戸締り」を見て主人公・鈴芽の名前のことに続いて書いたが、今日は少し閉じ師のことを考えてみる。 今回、考察というほど掘り下げるつもりはなく用語に触れるだけなのでネタバレにはならないと思いますが…設定や作中の場面には言及するので未…

「すずめの戸締まり」を見てきた①名前のこと

映画『すずめの戸締まり』公式サイトより 「久々に復活したと思ったら神社じゃなくて映画の話かよ!」 …と言われそうだが、5年前に「君の名は。」の話をした時そうであったように今回もほぼ神様や信仰のことしか考えていないので許していただきたい。(誰に許…

金の目のシシ、溝祭。

ちょうど桜も満開の4/7(日)、高崎市吉井の溝祭・三宮神社へ。いや、溝祭ってゆう祭りに行くワケじゃなくミゾマツリという地域ね。田畑の水路とか、そういう溝に神様がいてその方たちが豊作をもたらしてくれると。そういう発想に基づいてつけられた地名だと…

角を切られた、田島の獅子舞。

いやぁ、春めいてきましたね(*´ω`*)最近金欠で、あまり遠出していない管理人だが3/17は東京から群馬へ帰る道すがらさいたま市桜区の「田島の獅子舞」を見てきた。始まるのは16時なので、獅子で混む前に神社の拝殿を見て…と思ったらすでに見物テントが満席!…

みちのくシシの、集う春。

さて、3・11を目前に控えた3/10。今年は浅草へ行ってきた(/・ω・)/!祭用品などの販売をしている宮本卯之助商店さんにて「岩手シシトーク&装束展」「芸能のミカタ写真展」が行われていたからだ。この日はなんと、岩手県内の9地域から浅草の地にシシ頭が集…

藤岡、鮎川獅子舞。

ここ最近、芸能の奉納を見るとなると県外が多くなりがちでした。しかし!今回は地元群馬県・藤岡市の「鮎川の獅子舞」に行ってきましたよ。 目次はこちらからどうぞ。 日時の確認 祭礼開始前 神社までの道中 北野神社に到着 公会堂への帰路 カンカチのこと …

シシ年、旅はじめ①:伝わるものと、変えるもの。

「2019年こそは節分前夜の吉田神社追儺式を見るぞ!」とは去年の秋から決めていたのだが、そんな最中の12月後半に お知らせが舞い込んできた。「2/3は京都でトーシカ踊ります」トーシカ=東京鹿踊の方からである。いや、もうその土日ピンポイントで京都居ま…

シシが集まる立石寺。

もう1ヶ月以上たってしまったが、岩手県・北上市で8/4に「みちのく芸能まつり」を見た翌日、8/5に山形県山形市にある宝珠山立石寺(りっしゃくじ)さんに行ってきた。(山寺、といったほうが分かりやすいという方が多いらしい)ここは清和天皇の勅願により…

藩の境のオニとシシ。

御無沙汰しておりましたが、岩手県北上市の「みちのく芸能まつり」に行ってきました!(=゚ω゚)ノ♪ちょうど涼しくなってきた夕方から駅チカの大通りに居るだけで県内はもちろん県外の民俗芸能もいくつか見れちゃう!という観光客にやさしい祭りでもあるが…実は、…

権現様と、山開き。

*賢治と鹿踊りの里*仕事を終え、その足で群馬から岩手へ。賢治と鹿踊の里・花巻(/・ω・)/!いや、実際そう呼ばれてるか分からないけど、管理人の中での花巻のキャッチコピーです(笑)駅前で管理人を迎えたのは、大胆な鹿リメイク自販機。右のササラが折れ…

シシの故郷の菅原神社。

4/21朝、管理人は新幹線に乗りながら考えていた。とりあえず岩手には向かっているが、日曜日は結局どこに何を見に行こうか。候補としては中根子・地蔵堂の上根子神楽大迫・大償神楽 春の舞舞川・菅原神社の鹿子踊り駅から近い上根子神楽に一票、3年に一度と…

動物園で、ししおどり。

先週末、多摩動物公園で【動物園×伝統芸能×NGO】日本の伝統文化のなかに生きる動物たちというテーマでミニシンポジウムなどが行われた。実際伝統芸能を継承している人やそうした芸能で使用される道具の研究をしている人、そして日々実際の動物に触れている人…

カミの通い路、御神渡り。

2018年、節分すぎに5年越しの御神渡りが出た!と聞いてから幾日が経っただろうか。今すぐにでも見に行かねば!という気持ちのまま、土日に研修が入ったりなんだりという災難(?)に巻き込まれていた。 諏訪への道 御神渡りを拝む 御神渡りをめぐるカミサマ…

御篝神事で、バーニング節分。

前回は下見ということで桐生賀茂神社を訪れたわけだが、今回は「御篝神事」本番である。毎年2/3(節分)の夜に行われるというが、夜とは一体 ゴールデンタイムなのか深夜なのか?桐生市役所に確認したところ、メインとなる「火投げ」は午後19~21時ごろ行うと…

田立の花馬、300周年。

南木曽町田立の「花馬祭」に行ってきた話。いつにもまして脱線が重傷。しまいにはチベットのルンタの話に行きつくが、それも不時着。

鼻節神社の三角扁額。

宮城・七ヶ浜町の先端まで行って、三角の扁額が掲げてある鳥居を見に行った話。

盆に、もう一度 産まれる。(牡鹿半島編)

霧雨の中、牡鹿半島に行ってReborn Art Fesの作品をいくつか見てきた話。

盆に、もう一度 産まれる。(石巻市街 編)

盆に、石巻の芸術祭に行った話。

遊郭しのぶ 吉原神社。

吉原敷地内にあった5つの稲荷神社を合祀する吉原神社と、無情な過去を語り継ぐ弁天堂のはなし。

神倉神社のゴトビキ岩。

*神倉神社と石たち*前の記事に書いたが、クジラの町・太地にはあまり安く泊まれる普通のビジネスホテルがない。なので、数駅離れた新宮で宿泊したわけだ。最初は太地だけが目的地だったので今回は熊野系には手を出すまいと思っていた。(ゆっくり見るにはG…

太地にのこる 捕鯨の足跡。

古式捕鯨の足跡と、くじら博物館に行った話。

恵比須ノ宮の鯨鳥居(+α 飛鳥神社)

特急電車での紆余曲折を経て、おいしいモチを食べて、クジラの骨で作った「鯨鳥居」とかを見てきた話。

瑞光寺さんの雪鯨橋。

今回は、和歌山・太地(たいじ)に行くのだが高崎→(50min.)→東京→(2.5h)→新大阪→(4h)→太地とブッ続けで電車に乗るのも辛いので、新大阪で小休止がてら淀川区にある瑞光寺さんに来てみた。瑞光寺さんは、小さいながらも歴史は古くなんとあの聖徳太子が建てた…

海をみまもる 津守神社。

先日書いた記事の久ノ浜から海を眺めると左の方に海に突き出したような島みたいのが見える。近くに居たおばあちゃんに聞いたら、殿上岬というらしい。そして、その岬を眺めていたら重いブーツで18km歩いたがために足はロクに上がらず舗装路すら足を引きずっ…

津波と神社と 念仏おどり。

3月はまごまごしているうちに一度も更新せず終わってしまった。震災の日に合わせて、津波到達線上にあったいくつかの神社と福島県いわき市の「じゃんがら念仏踊り」等々 巡り歩き。

二度目の「君の名は。」※ネタバレ含む

「君の名は。」2回目見に行ってきたので、今度はちょっとネタバレする。 …といってもこれを読んでもあんまり話のスジは分からない。そしてほとんどすべて妄想でしゃべってます。早く裏を取る作業に入ろう。

命の源、泥宮(どろのみや)。

正月早々「最寄駅からバス50分さらに徒歩1時間」という過酷な目に遭った後、別所温泉でエネルギーチャージして泥宮へ行った話。

秩父夜祭、逢瀬の祭り。

秩父夜祭行ってきました。きれいだったな~。(こなみかん)

鴻池朋子「根源的暴力vol.2あたらしいほね」

今回は神社から脱出して美術館へ! 長くてとりとめがなくなってしまったので、眠れぬ夜や電車の時間つぶしにどうぞ (´・ω・`)