とまのす

ちいさくゆっくり、民俗学。

頼政神社の裏番八幡。

頼政神社*
なかなか微妙な形の土地に建っているが、
駅からそう遠くもない場所にあるので行きやすい。
コチラ高崎の「頼政神社」である。f:id:ko9rino4ppo:20160813074005j:image
頼政と言えば「鵺退治伝説」で有名かもしれないが、
リアルの世界では平治の乱で武功を立てた
源氏の武将であり歌人である。

なんでその人の神社がココに?
とゆう話になるが、元禄時代に高崎藩主に任じられた
松平右京大夫輝貞公という人の祖先が頼政公だったらしいのだ。
この人も転勤させられまくり、
その度にこの頼政神社も移転を繰り返してきたのだが…
めでたくここに落ち着いたというわけだ。
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当日は晴天だったのだが、
境内はやや暗め&空気重め。
怖い感じでもないのだけど。

石と樹の静かな境内で、
ツツジがきれいに咲いている。
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と、やや重厚な空気の中に
年季は入っていそうだが脱力フェイスな狛犬が!
何とも言えずユルい!
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全体像の写真を見て、何となく気づいたかもしれないが
普通狛犬は鳥居のほうを向いて神域を守っているのに対して
この狛犬たちはどことなく拝殿のほうを向いているのだ。

長年のうちに地震などで角度が変わってしまったのか?
そこはわからないが、
なんとなく神社のほうを見張っているような
なんとも言えず不思議配置だった。
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塞がれていて拝殿へは登れない。
フランクな雰囲気の神社なら、
横とかからよじ登ってお邪魔してしまうのだが…
なんか恐いおじいさんみたいな雰囲気で
そうさせてくれない神社だったのでやめておく。

この頼政という人物は数々の活躍にもかかわらず
最後は平家の討伐を計画したものの敗れている。
というか、同伴していた以仁王が疲労のため落馬し
宇治平等院で休息をとっていたところを攻められたので
彼の失態とも言い切れないのだが。
しかし、ともかく結果的には逃げ切れず
頼政はこの宇治平等院で自刃している。

自刃をした人だから重さがある神社なのか
この立地に何かあるのか分からないが、
いい具合に重たくて落ち着く神社(*'ω'*)
この頼政神社の例祭は、
毎年 頼政の自刃の日・5/26に行われている。

藩主に可愛がられていた神社の例祭だけあって、
昔は我がグンマー随一の祭りだったらしい。
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頼政公の分身(分霊?)がココにいるんだなぁ。
鮮やかだが重みのある色と、立派な屋根の本殿。
色は剥げているが破損個所はあまりなくキレイに整っている。


*稲荷神社・八幡*
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左側の可愛らしい方が稲荷神社。右の恐いのが八幡宮である。
稲荷社を覗いて見ると、小ぢんまりと狐が集合して
御幣を守っている。
キツネ団が本殿の真ん前でなく少しズレているが
そうゆうもんなんだろうか。
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そして、
「位置的には頼政神社の末社だろうか」
という感じの八幡宮なのだが、
この彫刻の見事さ!
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そして、屋根。
黒い部分が瓦で、白い部分は漆喰だろうか。
波のような細工と沸き立つ雲のような瓦が見事!
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何より、構造はオープンな感じにもかかわらず
何か空恐ろしい心地になって全く覗けなかったのである。
(というわけで内部の写真は無い)
この八幡様は…管理人の中では頼政神社・裏番長認定である
|д゚)オソロシー!
ペコペコ頭を下げながら背後を気にしつつ退散。

一般的に(ではないかもしれないが)
その土地の同祭神の神社に行くときには
最初にお参りするほう(or格下のほう)に参った時に
「これからあちらにある同じ神様にもお邪魔します」
と挨拶しておくといい、と言われているが…

この日、管理人は
恐い気持ちを抑えながらこの八幡様に挨拶して
つぎの(八幡宮だと思っていた)神社に行ってみたら
なんと愛宕神社だった!
という大失態をやらかした。
この怖い八幡様との約束を破ったら大惨事だという恐怖から
前橋に帰ってから前橋八幡宮で平謝りに謝ったのであった。
なんで愛宕神社の鳥居にハトのオブジェ付けたんだよ!
ハトと言えば八幡様じゃないか!だまされた!

出先にこんな怖い八幡様が居ると知っていたら、
前橋のほうで七五三見てもらった八幡様に挨拶してから
こっちの恐い方にお参りしたわい(´・ω・`)

まぁみなさまも、
どこか威厳のある恐れ多いカミサマにお参りするときには
地元にある同じ神様の神社に御挨拶してから行ってみましょー。
そうするといい、と霊の見える友人が言ってた(/・ω・)/!
管理人は全然そうゆうのはわからんので
見える人の行っていることは一応信じることにしている。