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とまのす

ちいさくゆっくり民俗学。

羽衣ねぶた。

毎年、立川市羽衣町で行われる「羽衣ねぶた祭」。

今年ちょうど15周年を迎えたそうだ。
 
※ミスでいくつか上下逆の写真がありました。
  すみません…
 
 
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完全な立体の部分と、平面的に線で描かれる部分。
そのバランスで飛び出すような迫力を出している。
 
もともと、ねぶた=根蓋という説がある。
昔は黄泉の国「根の国」と呼んだ。
その根の国に蓋をする、という意味らしい。
 
では、誰がどうして蓋をするんだろう?
 
みなさん日本史で知っての通り、
その支持者たちを捕虜にした。
降参しなかったものを見せしめに生き埋めにして、
降参し捕虜になった者たちにその上を踏ませたという。
 
それは踏み絵的な意味と同時に、
「殺した戎の民たちが根の国から蘇らぬよう蓋をする」
という意味もあったそうだ。
 
つまり、ねぶたは青森を代表する祭だが
朝廷の力が 阿弖流為たちの魂に蓋をしたことを伝える祭でもある。
 
ハネコたちの掛け声「らっせーら」も「来世」から来たもので、
生き埋めにした東北の民たちが蘇ることなく
無事に来世を迎えるように・・・
という祈りの言葉であるという研究者もいたり。
 
 
ちょっと暗い内容を書きましたが、
今日ここに書いたことは
いろんな人の説をつなげるとこんな解釈もできるよ。
というアレであって憶測の域を出ないし、
ましてやねぶたを否定する気持ちで書いたワケじゃない。
 
なんといっても、祭だいすきですから。
 
 
壮絶な歴史を背負った伝統こそ
そこに籠る祈りの強さで状況が変わっても人の魂をとらえ続ける。
 
そう思う。
 
だからこそ、
 
辛い過去を楽しい祭りにすること
人気の祭りのシビアな歴史を晒すこと
 
どちらも否定せずその2本の柱が寄り添って初めて
遠い場所の人まで動かす祭が出来上がる気がする。